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GoogleのバイブデザインAIエージェント「Stitch」が登場!Figma株が12%下落した理由とは?

他にも...Google AI Studioがフルスタック開発基盤へ進化!ノーコードアプリ制作の完成形が見えてきた

NoLang運営チームよりお届けしている、Mavericks AIニュースをご覧いただきありがとうございます!

1. 直近のビッグニュースTop 3

① GoogleのバイブデザインAIツール「Stitch」が登場。Figma株が12%下落した理由とは?

Google Labsが米国時間3月18日、UIデザインツール「Stitch」の大型アップデートを発表しました。Stitchは、webアプリやwebサイトのUIを、AIエージェントに対する簡単な指示だけで制作できる「バイブデザインツール」と謳われており、X投稿が1700万回再生を突破するなど、世界的に大きな注目を集めました。

そしてこのリリースを受けて代替対象と目されたのか、Figma社の株価が2日間で12%下落しました。一体何が、ここまでのインパクトを与えたのでしょうか。

従来、webアプリやwebサイトのデザインでは、デザイナーがFigmaを利用して「ワイヤーフレーム」と呼ばれる設計図をGUIで作成していくフローが王道でした。その後LLMの発展によって、Claude Artifactsやv0にはじまり、UIデザインをAI生成できるツールは多数登場していたものの、デザインコンセプトに一貫性を持たせるには綿密な工夫とプロンプトの磨き上げが必要でした。

Figmaの画面。ワイヤーフレームと呼ばれる設計図をGUIで編集していき、デザインを作り上げるのが従来の手段だった

一方Google Stitchでは、AIエージェントがUIを生成・編集してくれるだけでなく、カラーパレットや使用フォントなどのデザインテーマを「DESIGN.md」と呼ばれるテキストファイルに記述してくれます。現在バイラルを巻き起こしているClaude Codeが「CLAUDE.md」というファイルを使ってルールを学習していくのと同じように、Google Stitchのエージェントもユーザーとのやり取りの中でデザイン指針を学習し、それに則ってデザインを制作してくれるのです。

Google Stitchの操作画面。一番左のコンポーネントが、DESIGN.mdの記述内容の一部を表現している

一方で言ってしまえば、Claude Code等のAIエージェントを利用すれば同様のワークフローを簡単に実装できることも事実です。今回のFigma社の株価下落も、技術革新そのものというよりは、ユースケースが投資家に分かりやすく示されたことが主要因でしょう。

Stitchは、最先端技術を取り入れたプロダクトを試験的に提供することで知られるGoogle Labsのツールです。それもあって、AIによる複雑な編集は失敗することが多く、かといって人手で編集するにもFigmaと比べると遥かに自由度が低いため、このツールだけでデザインを完結させられることはほとんどないのが実情でしょう。まずは無料で使える入門デザインAIツールとして、どこまでシェアを伸ばしていけるか注目が集まります。

💡 Google Stitchは現在、無料で利用可能です。詳しくは次のセクションをご覧ください。

② Google AI Studioがフルスタック開発基盤へ進化!ノーコードアプリ制作の完成形が見えてきた

同じく米国時間3月18日、Google AI Studioの大型アップデートが発表されました。同ツールはもともとGeminiモデルを試せるプレイグラウンドであり、特にアプリ制作に関しては、アプリのUIを作ることしかできませんでした。しかし今回のアップデートにより、バックエンド機能を搭載したアプリを、全世界に公開できるプラットフォームへ進化を遂げています。

今回新たにできるようになったことをもう少し深掘っていきましょう。まず、追加登録なしにFirebaseと呼ばれるGoogle製のサービスと連携させることで、Googleログインによる認証やデータベースとの接続が可能になりました。これにより例えば、ユーザーが自分のレシピを登録・管理できるレシピアプリを簡単に作れるようになっています。

さらに、APIキーや認証情報といった、利用者に開示してはいけない機密情報を安全に格納できる仕組みも導入されました。これにより、APIで提供されている外部のAIモデルを自由に組み込んだり、Stripeをはじめとする決済サービスを利用して課金機構を実装することも可能になっています。

このようにノーコード・ローコードで作成できるアプリの幅が広がっていくことは喜ばしい一方で、相応のリスクを伴う点には注意が必要です。知識がなくても間違いを見つけて容易に修正できるアプリUIとは異なり、データ管理や決済システムの運営においては、不可逆なデータ削除や機密情報の漏洩といった深刻な落とし穴がいくつも存在します。

またアプリ制作の民主化には限度があるのも事実です。昨年のSimilarWebのデータによれば、2024年末から2025年前半にかけてAIコーディングツールは飛躍的に成長したものの、その後は伸び悩みを見せています†。さらにその筆頭であったLovableが先週、コーディングに留まらずデータ分析やスライド生成もこなせる汎用AIエージェントツールとしての展望を示したことも、実情をよく表しているでしょう。

アプリを作りたいと思い、かつ実際に作り切ることができるユーザーは限られる一方、高度な機能を実装するには、結局コードへの理解が必要になります。この点を踏まえると、現在のGoogle AI StudioやLovableの姿は、ノーコードアプリ制作ツールの一旦の完成形と言えるのではないでしょうか。

†ここでの「AIコーディングツール」に、当時主にCLIで利用されていたClaude CodeやCodexといったサービスは含まれていません。それらを含めた広義のAIコーディングツールの市場規模は、まだ順調な拡大フェーズにあるでしょう。

💡 Google AI Studioによるフルスタックアプリの開発機能は、無料ユーザーでも試すことが可能です。詳しくは次のセクションをご覧ください。

③ ドラクエ10にGemini搭載のAIキャラクター「おしゃべりスラミィ」が登場!

3月21日、スクウェア・エニックスがオンラインRPG「ドラゴンクエスト10」に、Geminiを搭載した対話型AIキャラクター「おしゃべりスラミィ」を導入すると発表しました。

プレイヤーはチャット機能を使ってスラミィと自由に会話でき、スラミィは音声で回答してくれます。世界観の説明や次に挑戦すべきミッションの提案など、ゲームについて様々なサポートをしてくれる様子が公開されています。

ドラゴンクエストシリーズの生みの親である堀井雄二氏も述べている通り、スラミィは「村人のようなNPC(ノンプレイヤーキャラクター)ではなく、一緒に遊んでくれる"友だち"、一緒に戦ってくれる"仲間"」として開発されているようです。

それゆえゲームを進めていく上での旅のお供として、キャラクター側から話しかけてくることもあり、プレイヤーの服が変わったとき、強敵を倒したときなどに言葉をかけてくれるといいます。

ここで注目したいのは、スラミィのようなAIの在り方がゲームの世界に留まらないという点です。より広い文脈で捉えれば、このキャラクターは「AIコンパニオン」の一種と言えます。

「AIコンパニオン」とは、タスクをこなすための道具に過ぎない「AIアシスタント」とは異なり、ユーザーの生活に自然に溶け込む存在として振る舞うAIを指します。代表的なサービスとして、イーロン・マスクやマリオなどのキャラクターを模したAIチャットボットと会話できる「Character.AI」や、xAI社のGrokで提供されているAIガールフレンド「Ani」が挙げられます。最近では日本発のAI VTuber「Shizuku」も記憶に新しいところです。

【しずくV2.0 初配信】ただいま、ご主人様!【AI VTuber】
YouTube

もっとも、AIコンパニオン領域はまだ発展途上です。Claude CodeやOpenClawといった「AIアシスタント」が、過去のやり取りを元にユーザーの好みを学習し、「秘書」として活躍する場面が増えてきている一方、「AIコンパニオン」がユーザーをよく知る「友達」のように心地よく寄り添ってくれると感じられるようになるには、まだ技術的なブレイクスルーが必要だと強く感じています。

Google Cloudのゲーム部門責任者であるジャック・ビューザー氏は「AIはプレーヤー体験にきわめて大きな影響を与える。今後3年から5年の間にすべてのゲームを大きく変えると確信している」と述べています。裏を返すと今後1〜2年は、全く新しいゲーム体験を創り出すには時期尚早で、ゲーム開発の効率を向上させるような事例の発表が続いていくように思えます。

💡 「おしゃべりスラミィ」は4月下旬よりクローズドベータ版でテストを開始予定とされています。3月30日まで、ベータテストへの参加者も募集されています。

2. SNSで話題のAIツールをピックアップ!

  • テキスト・画像を入力すると、AIエージェントがwebサイトやwebアプリのUIを作成してくれるデザインツール

  • AIがUIを生成・編集してくれるだけでなく、カラーパレットや使用フォントなどのデザインテーマを「DESIGN.md」と呼ばれるファイルに記入し、一貫した指針に基づいて設計してくれる点が画期的

  • 成果物はFigmaやClaude Code用にエクスポートできる

  • 現在はGoogle Labsから提供されており、無料で利用可能

Google AI Studio (Build) (https://aistudio.google.com/apps)

  • 米国時間2月18日に大型アップデートが施行され、バックエンド機能を備えたフルスタックアプリを本番アプリとして公開できるように

  • 具体的には、Googleログインやデータベース、さらにはAPI連携といった処理機構を持つアプリも実装できるようになった

  • 公式発表にて、シューティングゲーム、クレーンゲーム、レシピアプリなど、いくつかのユースケースがプロンプト付きで紹介されている

  • フルスタックアプリの開発自体は無料でも試すことが可能

さいごに

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