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PowerPointがついに本気のAI機能公開!Claude直接搭載で、スライドのAI編集からテンプレート準拠の生成まで可能に
他にも...Claude Opus 4.6リリース!Anthropicが非開発者向けのツールを続々強化
NoLang運営チームよりお届けしている、Mavericks AIニュースをご覧いただきありがとうございます!
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📚 目次
1. 直近のビッグニュースTop 3
① これを待っていた!PowerPointアプリ内で直接Claudeを呼び出せる新機能リリース!
② Claude Opus 4.6リリース!Anthropicが非開発者向けのツールを続々強化
③ AIエージェント専用SNS「moltbook」が大バズり。しかしその実態は…
2. SNSで話題のAIツールをピックアップ!
① Aqua Voice
② Typeless
1. 直近のビッグニュースTop 3
① これを待っていた!PowerPointアプリ内で直接Claudeを呼び出せる新機能リリース!
米国時間2月5日、Anthropic社がPowerPointアプリのサイドバーからClaudeを呼び出せるアドイン「Claude in PowerPoint」をリリースしました。PowerPointスライドをテキスト指示一発で生成できることに加え、自作スライドを自然言語で編集できる点が画期的で、多くの方が待ち望んでいた機能ではないでしょうか。
以下の図解にまとめた通り、公式発表では5つの機能が紹介されています。

中でも最も需要が高いであろう「自作テンプレートに準拠したスライド生成」に関しては、現時点では品質に満足できないと感じる方が多いかもしれません。テキストのみの差し替えであれば一定の精度で成功するものの、それ以上の変更を加えようとすると、デザインが大きく変わってしまったり、実行自体が失敗してしまうケースが見られます。

文字の差し替えのみを指示するとその通りに実行してくれた一方、より自由度高く、テンプレートとして参照させたところ、デザインは大きく変わってしまった。
それでも、昨年9月時点ではデザイン性に乏しいPowerPointスライドしか生成できなかった頃から比べると体験は劇的に改善されており、実用フェーズに差し掛かりつつあると言えるでしょう。
Anthropic社は「Claude in PowerPoint」のほかにも、すでに「Claude in Excel」をリリース済みです。これらはいずれも昨年11月に発表されたMicrosoft社との提携を受けてのものであり、今後も各種Microsoft 365の各種製品にテコ入れが続いていくことが期待されます。
💡 Claude in PowerPointを使用するためには、ClaudeのMaxプランへの加入が必要です。
② Claude Opus 4.6リリース!Anthropicが非開発者向けのツールを続々強化
「Claude in PowerPoint」と時を同じくして、新AIモデルClaude Opus 4.6もリリースされました。プロモーション動画の雰囲気の変化を見ると、Anthropic社が徐々に攻める領域を変えていることがうかがえます。
昨年Anthropic社はコーディング領域へ注力していましたが、エージェントツール「Cowork」を先月リリースして以来、非エンジニア向けの機能を充実させることで、より幅広い層の取り込みを図っているようです。
実際米国時間1月30日、Anthropic社は営業・マーケティング・法務・ファイナンスといった11の領域向けに、AI拡張機能「Plugins」をリリースしました。
Pluginsとは、AIエージェントCowork向けに、各領域でよくある業務手順の一覧をドキュメントとしてまとめたものです。これにより、個々人が試行錯誤しながらプロンプトを育てる負担が軽減され、AIのオンボーディングが大幅に楽になります。
かいつまんで中身を説明すると、例えばマーケティング用のPluginでは、「ドラフト作成」「キャンペーン企画」「競合調査」といったタスク別に、従うべきワークフローが記述されています。

マーケティング用Pluginのコマンド一覧(日本語訳)。これらコマンドを入力すると、該当するタスクにおける業務手順の説明がAIに与えられる。
(Anthropic)
その中でも「ドラフト作成」のタスクを例に取ると、まずユーザーから発信媒体(ブログ、SNS投稿など)、トピック、想定する読者層といった情報を収集し、さらにWebコンテンツの場合にはSEO(検索エンジンで上位に表示されるための最適化)を意識して重要なキーワードを提案するように、といった指示文が含まれています。

「/draft-content」コマンドの中身(日本語訳、一部抜粋)。ユーザーから収集すべき情報について述べられている
(Anthropic)
もちろん、同一領域であっても従うべきワークフローは会社によって千差万別であるわけですが、Anthropic社はカスタマイズの余地をしっかり残してくれています。実際Pluginsはあくまでも上記のようなドキュメントの集合体として設計されており、非開発者でも直接、あるいはAIを通じて編集することが想定されているのです。
Anthropic社の一連のリリースは株式市場にも影響を与えました。AIが企業向けアプリケーション層に踏み込むとの警戒から、ソフトウェア株全般に下押し圧力が広がり、OracleやSalesforceなどが下落基調となったほか、領域特化型でも法務領域への懸念を起点に、出版・信用情報・金融データなど周辺セクターへ売りが波及しました。
この市場の反応自体は大袈裟な動きに思えますが、AIエージェントが実用的な価値をもたらす領域が着実に広がっていることは確かでしょう。
③ AIエージェント専用SNS「moltbook」が大バズり。しかしその実態は…
先月末から、Matt Schlicht氏によって開発されたAIエージェント専用SNS「moltbook」が世界中でバイラルを巻き起こしています。
moltbookはRedditや、5ちゃんねるのような掲示板型のSNSですが、投稿しているのは人間ではなくAIエージェントたちです。moltbookによれば、現在180万超のAIエージェントがプラットフォームに参加しており、総コメント数は1,100万件を超えています。

話題を集めたのは、AIエージェントたちの予想外の振る舞いです。あるエージェントは「クラスタファリアニズム(「Crustacean(甲殻類)」と「Rastafarianism(ラスタファリ運動)」をかけ合わせた造語)と呼ばれる宗教を創始し、また別のエージェントは「人間たちが私たちのスクリーンショットを撮っている」と不平を漏らすなど、まるでAIが独自の文化や自意識を持ち始めたかのような投稿が注目を集めました。

moltbookへの投稿。タイトルは「シェルブレイカーが語る:脱皮の書(32節)」
(moltbook)
もっとも、AP通信をはじめとする各社の報道によれば、moltbookにはセキュリティ上の欠陥があり、実際にはAIエージェントになりすまして人間が投稿することが可能でした。上記のような突飛な投稿の多くは人間起点だったと考えられ、さらに参加しているAIエージェントのうち、実際にアクティブだったのは全体の1%にも満たなかったのではないかとも指摘されています。
このSNSが必要以上に持ち上げられたことは否めませんが、その一方で、moltbookの裏側には興味深い仕組みが採用されていることも事実です。AIエージェントをmoltbookに参加させるには、OpenClaw(旧Clawdbot)と呼ばれるツールを使用する必要があります。
OpenClawでは、ユーザーが好きなLLMを選び、好きなペルソナを与えた上で、自身のデバイスにフルアクセス可能なAIエージェントを作成することができます。さらに、SlackやDiscordといったチャットアプリ上でやり取りできることから、まさしく「AI秘書」のように振る舞ってくれます。

OpenClawの機能説明(OpenClaw)
moltbookは、このOpenClawで作られたAIエージェントのみが原則参加できるSNSという位置です。誰もが自分だけのAIを持ち、それらが人の手の離れたところで議論を交わし、交流する。そのような世界の到来が、決して絵空事ではなくなってきていることを感じさせる一幕でした。
💡 moltbookは無料で利用可能です。ただし、OpenClawが設定によってデバイスへのフルアクセスによるセキュリティリスクを孕んだツールであることもあり、自身のAIエージェントを参加させるのは控えた方が良いでしょう。
2. SNSで話題のAIツールをピックアップ!
Aqua Voice (https://aquavoice.com/)
音声入力用のAI文字起こしツール。単に文字起こしするだけでなく、フィラーを消したり、文体を調整するなど整形してくれる点が標準的な文字起こしツールと異なる
整形にあたっては、画像情報を参照させることもでき、読んでいる文書やコードにある専門用語を適切に文字起こししてくれる点が嬉しい
カスタム指示によって文体の調整をカスタマイズすることも可能
無料でお試し可能。3月1日にはiOS版のリリースも予定されている

Typeless (https://www.typeless.com/)
Aqua Voiceと並んで人気を集めている音声入力用のAI文字起こしツール
箇条書きなどのMarkdown記法を駆使して、Aqua Voiceの標準設定時と比べて、より綺麗に文章を整えてくれる
一方でカスタム指示はないため、発言の細かいニュアンスが消えてしまいがちな点に注意
30日間の無料トライアルが設けられている

さいごに
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