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Claude AIエージェントが非エンジニアでも使えるよう大進化!Anthropicが同僚のように仕事を手伝う「Cowork」リリース

他にも...ChatGPTに「最後の手段」で広告導入へ。その背景にある事情とは?

NoLang運営チームよりお届けしている、Mavericks AIニュースをご覧いただきありがとうございます!

1. 直近のビッグニュースTop 3

① エンジニア専用AIエージェントが、ついに全ビジネスパーソンの元へ。Anthropicが「Cowork」をリリース!

エンジニア界隈を中心に昨年末から、Anthropic社がリリースしたコーディングAIエージェント「Claude Code」の自律性・有用性があまりに高く、もはや「AGI(汎用人工知能)」なのではないかと話題を呼んでいます。

私自身も一開発者として、ここ半年でのコーディングAIの飛躍的な性能向上を痛感しており、もはや頭ごなしにはこの言説を否定できないと感じています。

そんな中、Anthropic社がClaude Codeを非エンジニア向けに調整した新ツール「Cowork」をリリースしました。是非以下のデモ動画にて、Coworkと共にスライドを制作していく様子をご確認ください。

従来の生成AIモデルは単にユーザーの指示に基づいて回答することしかできず、大規模なタスクを委任するためには、プロンプトエンジニアリングを駆使しながら、私たちの意図を抜け漏れなく正確に伝える必要がありました。

一方Coworkは、あたかも同僚のようにタスク完遂のための計画を一緒に考えてくれるため、私たちユーザーの負担が大きく軽減されます。

例えばスライド生成のタスクを依頼すると、題材、ページ数、聴衆のペルソナといった項目について、AIが選択肢形式でヒアリングしてくれます。それらに答えていくだけで、A4換算で1〜数ページ分の計画書が自動で作成され、その後も不満がなくなるまでAIとの対話を通してブラッシュアップすることが可能です。

Coworkとのスライド作成の様子。作成された計画書に不満があれば、追加で指示を与えて修正させることもできる

また、ファイルやコンテキストの連携が簡単に行えるのも嬉しいポイントです。PC内のフォルダを連携先として指定できるほか、ツール連携の仕組み「MCP」にも対応しており、Google Drive、Notion、Canvaといった外部サービスに格納された情報に対しても、自由にアクセス権を付与することができます(続く)。

上記のやり取りをもとに、Coworkによって生成されたPowerPointスライド。
PPTXで出力されたとは思えないほど、デザインレベルが高い。

💡 Coworkは現在、Claudeの有料プラン(Pro, Max)ユーザー向けに提供されています。

② AIエージェントはどうして非エンジニアリング領域ではAGIに遠いのか?

Coworkにはブラウザ操作機能も搭載されています。

性能にはまだ改善の余地が大きいものの、「Googleカレンダーで参加者を検索して、全員が空いている時間帯に予定を登録する」といったタスクを、多少時間はかかりながらも高確率で完遂できる水準に到達しています。

ClaudeのChrome拡張機能を使って、Google Calendarに予定を登録をさせている様子。マウス操作をClaudeが全て自律的に行ってくれる

ここまで見てきたようにCoworkの機能は非常に充実しており、誤解を恐れずに言えば、機能面でClaude Codeに劣る点はほとんどありません。しかしこのAIエージェントが、Claude Codeのようなインパクトを非エンジニアに対してもたらすかと言われると、そういった場面はかなり限定されそうです。

その最大の理由は、AIが本来の性能を最大限発揮するための「ドキュメント管理」体制を整えることが難しい点にあります。

AIエージェントがタスクを正確に遂行するには、必要な情報全てへのアクセス権限を付与した上で、それらがどこに格納されているかを明確にしておく必要がありますが、そうした環境を構築するハードルは非常に高いです。

プロジェクトや権限ごとにフォルダを整理し、ローカルPC、クラウドドライブ、各種ソフトウェアに分散した情報をできる限り一箇所に集約しなければなりません。さらに、仮にそうした体制を一度構築できたとしても、それを継続的に維持するには相当な手間と労力がかかります

一方、コーディングの世界では、プロジェクトに関連するほぼすべての情報が「リポジトリ」という単一のフォルダにまとめられています。加えて「リファクタリング」という作業を通じて、フォルダ構造を定期的に整理する文化が根付いているため、AIにとって理想的な形で情報が整備されているのです。

コーディング領域で、AIエージェントが極めて有用である理由の一つに、ドキュメント管理と親和性が高い点が挙げられる

この一年でAIの情報探索能力は飛躍的に進歩しました。さらにCoworkで見てきたような計画書の仕組みによって、細かな認識合わせを行うプロセスも整備され、個々のタスク精度の継続的な向上は約束されています。今後はデータ基盤に焦点が移っていき、AIのためにドキュメント環境を整備する作業が、業務効率化におけるボトルネックになっていくでしょう。

そしてさらに先を見据えるならば、人間から指示を受けていない夜間にも情報収集し、自律的にドメイン知識を会得できるようになる。そんなAIが求められていくのではないでしょうか。

③ ChatGPTに「最後の手段」で広告導入へ。その背景にある事情とは?

OpenAI社が米国時間1月16日、ChatGPTに広告を導入する方針を明らかにしました。まずは今後数週間のうちに、米国の無料プランおよび月額8ドルのGoプランのユーザーを対象にテストを開始する予定です。

OpenAI CEOのサム・アルトマン氏は2024年5月に「広告は最後の手段」と述べていたこともあり、導入にあたっては慎重を期しているようです。実際、Goプランを除いたChatGPTの有料ユーザーには適用されないほか、以下のような原則を公表し、広告がChatGPT内での体験を損なうものではないと強調しています。

・回答の独立性:広告がChatGPTの回答に影響を与えることはなく、明確にラベル付けされて別枠で表示される

・会話のプライバシー:会話データが広告主に販売されることもない

・選択とコントロール:有料プラン加入を含め、広告を目にせず済む方法がChatGPT内に必ず用意される。広告パーソナライズのON/OFFもコントロール可能

OpenAIがテストを予定している最初の広告フォーマットのイメージ例
OpenAI

また公式発表では、表示された広告に対してその場で購入に向けた質問を行えるようになるという、AIチャット内広告から生まれる新たな体験についても言及されました。OpenAI社は米国向けに昨年9月より「Instant Checkout」と呼ばれるChatGPT内での即時決済機能を導入しており、広告から決済までをシームレスに完結させる狙いがあるのでしょう。

このように広告を見たその場で、商品について質問できるようになるかもしれない
OpenAI

広告導入の意思決定にはどのような背景があるのでしょうか?GeminiがトラフィックでChatGPTとの差を着実に縮めていることもあり、広告導入は消極的な選択にも思えますが、OpenAI社にとって大きなメリットがあるのも事実です。

主要な生成AIサービスのwebトラフィック比較。OpenAI(青)は1年前から、緩やかにシェアをGemini(赤)に奪われつつある
Similarweb

実際、同社の年間売上高は百億〜数百億ドルと言われていますが、昨年のFinancial Times紙の報道によれば、ChatGPTの有料ユーザー割合は僅か5%程度であるにも関わらず、消費者のサブスクリプション費用が全体収益の70%を占めています。

つまり無料ユーザーからも収益を挙げられるようになれば、収益基盤を強化する有力な施策となりうります。それだけに、世間が広告導入に対してどのような反応を示すかが、今後の展開を左右する大きな鍵となります。

2. SNSで話題のAIツールをピックアップ!

  • Nano Banana Proによるテキスト入り図解を作る際に参考になるプロンプト集

  • シンプルでフォーマルなデザインから目を惹く派手なデザインまで幅広くカバー

  • 簡易的な検索機能があるのも嬉しい

  • 国内の個人開発者により運営されており、無料で利用可能

  • OpenAIがリリースしたChatGPT搭載のAIブラウザ

  • MacOSユーザー向けに公開されており、Freeプランでも利用可能

  • ChatGPTの有料プランに加入している人も、ChatGPT-5.2 Thinking等の最先端モデルをサイドバーから呼び出せる点が便利

  • 使用モデルはサイドバーの3点ドットの設定から変更可能

さいごに

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