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スライド生成AIに革命!Manusがアップロードしたパワポと同じデザインでスライドを作れる新機能をリリース!

他にも...Lovartが画像をパワポっぽく編集可能な形に変換してくれる画期的機能をリリース

NoLang運営チームよりお届けしている、Mavericks AIニュースをご覧いただきありがとうございます!

1. 直近のビッグニュースTop 3

① これが欲しかった…!Manusがスライドテンプレートのインポート機能を公開!

「スライド生成AIは確かに便利だけれども、自分が普段PowerPointで作成しているスライドとデザインを揃えられない…」

AIスライド利用者の多くが直面していたこの問題を解決する画期的な機能が、汎用AIエージェント「Manus」よりリリースされました。既存のPowerPointスライドをインポートしてManus内にテンプレートとして保存できるというもので、これにより個人や自社で普段使いしているデザインに沿って、AIでスライド生成できるようになったのです。

実際に私も試してみましたが、ビジネスシーンで好まれるようなミニマルデザインのスライドであれば、一定の精度でテンプレートのデザインを再現してくれることを確認できました。レイアウトや色合いだけでなく、フォントや文字サイズまで寄せてくれ、「自分らしいスライド」が生成できていると感じました。

(左)Manusに入力したPowerPointスライド(一部抜粋)。共に全部で10ページ強
(右)Manusの生成スライド(一部抜粋)

企業利用では特に重要になってくる、ヘッダー等の細かなデザイン指定に関しても、成功するとかなりの再現度が達成されます。

(右)Manusに入力したPowerPointスライド(一部抜粋)。共に全部で10ページ強
(下)Manusの生成スライド(一部抜粋)
見づらいが、グラデーション背景上に書かれた「EXAMPLE, INC.」のヘッダーがしっかり保存されていることが分かる。

もちろん、ManusやGensparkといったスライド生成AIで作成されるスライドはHTML形式であり、PPTXとは原則互換性がないことから、ピクセルパーフェクトでデザインを合わせることは困難です。

それでも、そういった完璧な一致を求めないのであれば、このようなデザイン指定は近いうちに十分実用的な水準になると考えられます。現在のCanvaのような充実度でスライドAI用のテンプレートが整備され、誰もが簡単に、好きなデザインでAIにスライドを作成させられる未来はそう遠くないでしょう。

💡 Manusのスライドテンプレート作成機能、スライド生成機能は無料でも試すことができますが、十分に検証したいのであれば、高性能モデルが利用可能な有料プランの無料トライアルに加入することをおすすめします。詳しくは次のセクションをご覧ください。

② Lovartが画像をパワポっぽく編集可能な形に変換してくれる画期的機能をリリース

「画像生成AIでそれっぽいポスター画像や図解は作れるようになったけれども、結局細かい修正ができないし、文字化けも多いから実務ではほとんど使えない…」

この根本的とも言える問題解決の糸口が、ようやく見えてきました。

デザイン制作支援ツール「Lovart」が、画像を解析してレイヤー分けすることで、編集可能な形に変換できる新機能をリリースしました。是非以下の投稿より、実際に機能が使用されている様子をご覧ください。

この新機能では主に2つの操作がサポートされており、それらによってテキスト入りの画像をPowerPointスライドのような感覚で編集することができます。

1つ目は「テキスト抽出」です。画像内のテキストが編集可能な形で抽出され、テキスト内容はもちろん、文字色・サイズ、フォントなどを自由に変更できるようになります。

LovartでAI生成したサムネイル画像を編集した結果。
元のサムネイル画像はGensparkで作成

2つ目が「レイヤー分け」です。テキストだけでなく背景画像、素材画像、オブジェクトが全てレイヤーとして分離され、それぞれの位置や重なり順を自由に調整できるようになっています。

Lovartでポスター画像を編集した結果。追加したメロンパンのイラストもLovartで生成している

もちろん、これらの機能は画像解析・編集AIによって実現されているため、完璧な変換が常に保証されるわけではありません。また現状では、どこまでレイヤーを細分化するかをユーザー側で指定することはできず、数十のオブジェクトが含まれるような複雑なデザインを正確に変換するのは依然として困難です。

それでも、テキスト抽出自体の精度は100%に近く、シンプルなサムネイルやポスター画像の編集には既に十分実用的な性能に達していると言えます。さらに、Nano Bananaをはじめとする画像編集AI技術の進化に伴い、レイヤー分けの品質も今後さらに向上していくことが期待され、来年以降一気に普及が進んでいくかもしれません。

💡 Lovartは無料でも試すことが可能です。詳しくは次のセクションをご覧ください。

③ GoogleマップがGemini統合で大幅強化。運転中ハンズフリーでAIと会話可能に

GoogleマップにてAI機能が大幅に強化され、特に運転中にGeminiとハンズフリーで会話しながら案内を受けられるようになると発表されました。まるで検索が得意な友人が助手席に座り、相談に乗ってくれたり、目的地まで案内をしてくれるような体験を味わえるようです。

アップデート後は、運転中、音声でいつでもGeminiに質問を投げかけることができます。例えば、「ルート沿いに、リーズナブルでピザを食べられるレストランはある?できれば5km以内で……そこって駐車場はある?」といった形で、周辺のお店の検索から、面倒な関連情報の調査まで全て依頼することができます。

また、運転中に「500m先で右折です」と案内されたものの、結局どこで曲がればいいか分からず、道を間違えてしまった経験はないでしょうか?ここでもGeminiが活躍します。

経路沿いで目に留まりやすいガソリンスタンド、レストラン、有名な建物などのランドマークを地図上でハイライトしながら、「Thai Siam Restaurantを過ぎたら右折です」などと音声でも案内してくれるようになるのです。曲がり角を見逃す頻度は激減するでしょう。

Geminiによる曲がり角での運転支援。角のレストランが青くハイライトされている
Google

そして目的地に到着したら、Googleマップからワンクリックでカメラを起動して、視界を共有しながら「ここはどういう場所で、なぜ人気なの?」といった形でガイドしてもらうこともできます。

Googleは自社製品とGeminiの連携機能をここ一年で大幅に強化しており、Google Meetでの議事録作成、Gmailでの返信案作成、Googleスプレッドシートでのデータ分析など、私自身もすでに多くの機能を日常的に利用しています。

また先週には、Zapierのようにブロックを繋げて、Google製品やGeminiを連携させたワークフローを作れる「Google Workspace Flows」もリリースされ、複数アプリを横断した処理の自動化まで手軽に行えるようになってきました。

Google Workspace Flowsで問い合わせフォームの内容を解析して、チャットアプリに自動投稿するワークフローを組んでいる様子
Google

今年のGoogleの開発者会議では、今後Geminiがユーザー情報を元にした個別最適化された提案を行う(Personal)ようになり、さらに将来的には、ユーザー理解を元に指示待ちではなく先回りして行動(Proactive)してくれるようになる見込みだと発表されました。今私たちが想像している以上に、今後生活のあらゆる過程にAIが入り込んでいき、私たちの暮らしを変えていくのではないでしょうか。

💡 Geminiとのフリーハンド会話機能は、Android, iOSで今後数週間にかけてロールアウト予定だとされています。他のGoogleマップのAI機能は、まずは米国から段階的に公開されていく予定です。

2. SNSで話題のAIツールをピックアップ!

  • 画像生成・動画生成AIを搭載した、デザイン制作支援ツール

  • 生成またはアップロードした画像をPowerPointライクなレイヤー分けされた形に変換できることが話題に

  • 画像を選択して「要素を編集」を押下することで、レイヤー分けがなされ、テキストが編集可能になる。もしテキストも画像として抽出したい場合は、その横の3点ドットから「レイヤーを抽出」を選択すること

  • 現在は無料で一日100クレジットが付与されるため、主要機能を十分試すことが可能

  • Gensparkと並んで有名な、汎用AIエージェントを搭載したツール

  • 特にスライド生成AIとして、PowerPointをインポートしてテンプレートとして利用できることが話題に

  • また先日Manus 1.5へとアップデートされ、webアプリ作成機能も大幅に強化

  • 無料でも試すことが可能だが、軽量モデル「Manus 1.5 Lite」しか使えず十分な精度が出ないため、無料トライアルに加入することをおすすめ

さいごに

最後までお読みいただきありがとうございました。
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株式会社Mavericksは2023年、世界に先駆けてリアルタイム動画生成AIサービス「🐬NoLangをリリースし、現在13万超のユーザーを抱えるまでに成長してきました。法人向けの展開も行い、法人プランのユーザー数は40社を突破しています。また、大手企業との協業や独自開発案件にも着手しており、唯一性の高い価値創出が加速しています。

今後、NoLangを中核に据えながら事業をさらに成長させるべく、エンジニア・デザイナー、営業・マーケティング担当、そして全方位で学生インターンの募集を開始しています。法人営業の担当や、SNS運用などに興味のある方も、ぜひこちらのフォームより一度ご応募ください。

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